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設楽陸展 「parallel reality」

キュレーション:田中由紀子(インディペンデントキュレーター)

■会期 2009年8月22日(土)〜9月26日(土)
1:00pm-7:00pm 木、日、祝日休み
  1. オープニングレセプション:8月22日(土) 18時〜 (1ドリンク付き500円)
  2. アーティストトーク: 9月26日(土) 16時〜 (参加費500円)
作品写真

 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。一人称で語られる2つの物語が並行する、村上春樹の長編小説だ。設楽陸がキャンバスに描きだす未来と過去、現実と仮想が綯い交ぜになった世界を前にすると、壁の向こうで展開される異なる時空間を、窓越しに眺めているような錯覚に陥り怖くなる。私たちが現実と信じる世界は脆く、壁の向こう側と容易に入れ替わってしまうかもしれないと。2つの物語が交錯する、この小説の結末のように。

設楽 陸 SHITARA Riku
1985年 愛知県生まれ
2008年 名古屋造形大学先端表現コース ・ 総合造形クラス卒業
愛知県在住
個展
2009年 「向こうに行けない」Space+(愛知)
グループ展
2007年 「real」 名古屋市市政資料館 (名古屋)
「TRANSIT 2007」 GALLERY RAKU (京都)
2008年 「TRANSIT 2008」カーネギーメロン大学 ミラーギャラリー (アメリカ)
「ASYAAY」ソウル旧駅舎 (韓国)
「Dual Life」愛知県美術館ギャラリー (名古屋)
2009年 「PAPER REFLECTION」 エビスアートラボ (名古屋)
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